ピアノを習ってた時の色んな先生の思い出
こないだ暇つぶしに図書館に行って、
暑い中来たからには何か借りなければ と半ば無理やり借りた本を、読みました。
私も習ってたので娘にはピアノを習わせたいなぁ…とぼんやり思っているのでなんとなくこれにしてみたんやけど
いざ読み始めると、
娘のことというよりはどちらかというと自分の子供の頃を思い出しながら読み進めることになりました。
※ちなみにこのブログ、この本のレビューではありません。
いやーピアノの先生ってホンマ色々でした。
習ってる間先生は10人以上変わりました。
住んでるところが田舎やったしな…
最寄り、普通電車しか止まらへんし、京都駅から30分もかかるから、通勤が面倒になって辞めたんちゃうか
…って大人になった今となっては思います。
1年で3人とか変わる年もありましたからね!(゜Д゜)
1年続いたら今回は長いねぇとか言ってた気がする。
次の先生が決まらないからって、繋ぎでピアノ弾けない先生が来たこともあったわ。
指導はしてくれはったからいいんやけど…
今でさえ、バンド活動ができて良い出会いに恵まれ、本当にピアノをやっててよかったと思うけど、
昔はめっちゃ嫌いでした。
練習が面倒だったのもあるけど、なにより
先生が怖かった(−_−;)
普通に手を叩かれたり怒鳴られたりしてました。
全員が全員そうではなくて、本当に私が小さかったころ(小学校低学年とか)の、一番長かった先生がそうやったんですが
もー厳しくて怖くて、その先生だけは未だに名前も覚えてます。
何度かパニックで泣きながら目眩起こしてました。
先生の声が遠くなって、目の前が真っ暗になるんやけど、
先生は気づいてなかったんやろか?
逆によくできた時は褒めてくれるんやけど、
それよりも怒り方が怖すぎて全く心を許せず。
いつも30分のレッスンが終わって扉を閉めた後、
「終わったーーーーーーー!!!ヽ(;▽;)ノ」
って思ってました。
ゆえにピアノ全然好きじゃなかった。
てかレッスンが嫌いでした。
なんで辞めへんかったんか不思議です。辞めますっていう勇気すらなかったんかもしれん笑
昔、紙オムツでネピアの「ドレミ」シリーズっていうのがあったんですが
(てか今めっちゃオムツ見てるけどそんなんないぞって思ったら、1987年~2007年で販売終了になってた)
そのテレビCMが「ドレミ」で音楽を連想させるので、
母親と一緒にいる時それが流れたら母親がそれ見てピアノのこと思い出して「練習しなさい」って言うかもしれん
って考えて、CMが流れた瞬間その場から逃げ出したのを覚えてます。
そんくらいイヤでした。
もし娘が厳しい先生にあたって、ピアノが嫌いになってしまったら、
なんて言ってあげたらいいんやろうなぁ。
自分がなんで辞めなかったのか覚えてないのがもったいない┌┤´д├┘
先生が怖いといえば、もう1人、
印象に残ってる先生がいます。
「怖い」とはちょっとちがったけど
その時は私も大人で、一度はピアノをやめてまた再開した時の先生なんやけど
なんかとにかく、上下関係に厳しい人でした。
普通の会話で、先生が冗談で言ってることなのかなと思ってこっちが冗談で返すと、
真顔で
「気分悪くしたわ。先生にそういうこというのは失礼よ」
とか言う人でした。
先生がお戯れになるのは構わないけど、こちらがそれに乗っかってはいけない…((((;゚Д゚)))))))
なんかそういうことみたいでした。
常識とか礼儀作法とかがもともとあまり得意でない自分からすると天敵みたいな人(−_−;)
たぶん先生からしても私みたいな人嫌いやと思います。
資格試験を受ける時、試験官が先生を知ってる可能性もあるらしく、
「しっかりやってきてね。
私の顔に泥を塗らないでね」
って言われました。
言葉の選び方が凄かったです。
ちなみにピアノ演奏もピアノの教え方もめちゃくちゃ上手い先生でした。
ついでに言うと、度々出るその独特な「常識」観念以外は、
とても素直で真っ直ぐないい人でした。
ピアノの先生って難しいわ…。
いい意味で心に残ってる先生もいます。
私が中学生の時に半年かそれくらいお世話になった先生なんですが、
当時ソナチネとかモーツァルトの教本とか、クラシックだけを淡々とやってた私に、
初めてそれ以外の曲をレッスンに取り入れてくれた先生でした。
Jポップの曲をなんと手書きで譜面にして、
コードまで付けて渡してくれました。
今思えば、めっちゃ労力かけてやってくれたんやろうなぁと思います。
コードは家にある楽譜についてたので、なんとなく知ってはいたけど、
本格的に勉強したのはそれがきっかけでした。
明るくて当時26歳の若くて変わった人で、
「最後のレッスン日に私に手紙を書いてきて」
って言われたので、書いた記憶があります。
結婚で辞めたんですが、いい先生でした。
そういえば、この先生の最後のレッスン日に、一瞬びっくりすることを言われた。
その手書きの譜面で、コードを参考にしてメロディに伴奏をつけてくるという課題だったんですが、
(曲は誰もが知ってるJ-POP)
当時中学生の私はホンマに練習しませんでした(゜Д゜)
毎週練習してなくて、だいたい同じ課題を何週もやってたんですが、
この曲に関しては初めてで、レッスン最終日にして最初の課題でした。
なので、この先生最後やな~って思って珍しく真面目に練習していったんですが、
レッスン始まってさあこの課題を弾くというときに先生が言った言葉が、
「どうせ練習してないんでしょ?笑」
(」゜ロ゜)」オオオオ?
普段明るくて冗談を言う先生ではあったけど、今までこういうことはピアノの先生はあんまり言わなかったし(練習してた場合に生徒のテンションが下がるからやと思われる)、
ほとんど言われたことはなかったんやけど(たぶん)
今思えば、「この子全然練習せーへんなー」ってずっと思われてて、最後の日やから思ってたことをつい言ってしまったって感じやったんかなと思います。
この時は珍しく練習していった週だったので、
「練習してきました!」って言えたけど。
それまで先生は先生って感じで、こっちがどれだけ練習不足でも付き合うのが当たり前って思ってたけど
「やっぱり練習してないと先生もいやなんやな」って思った出来事でした。
この言葉から思い出す先生がもう一人います。
その先生は、なんと、30分のレッスンであるにも関わらず20分とか遅刻してくる人でした(@゜▽゜@)笑。
遅刻してきたので次の人が待ってても5分延長とかするんですが、
それでも15分とかやし・・・・
(そして、レッスン嫌いだった自分はラッキーとか思ってた。最悪やな…両親ゴメンナサイ)
今思えば社会人としてはあるまじき行為やけど、
当時やっぱり私はまったく練習しない生徒で、行っても前の週とまったく同じことしかできひんかった┌┤´д├┘
だから先生も、意味ないなあと思って時間にルーズになってしまったんかもしれません。
一度、「練習・・・した?」って言われたことあります。
めっちゃ優しいおとなしい感じの先生やったけど、この言葉が出たということは相当ガッカリしてたんやろうと思われるヾ(´ε`;)ゝ
ピアノの先生ってほんまに十人十色です。
でも、どんなに怖い先生でも、どんなに優しい先生でも、
伸びるか伸びないかは結局自分次第でした。
怖い先生の時は練習もイヤだしピアノ嫌いになったけど、
優しい先生の時はそれはそれで甘えて練習しませんでした。
↑アレ結局全然やってへんぞ( ゚д゚)
むしろ先生よりそれ以外の影響が大きい気がしないでもないです。
家で聞いてくれるからやろうとか。
学校で褒められたからやろうとか。
長らく月謝を払ってくれた親に感謝。
ほんま高いよなぁピアノの月謝って。
でもその分得るものはありました。
そんなことを思い出した本でした。
明日返却しよ。